さて、今回は関西(大阪、京都、神戸)エリアにお住まいのビギナーサーファーにおすすめのサーフポイントを紹介したいと思います。
- 自分が住んでいる街から海までどれくらい時間がかかるのか?
- 道具をレンタルできるサーフショップは近くにあるのか?
- ご飯を食べたり観光できるポイントがあればいいな
- 車持ってないけど、サーフィンできるかな?
この記事を読めば、上記の悩みは全て解決します!
ちなみに、僕が考える初心者向けのサーフポイントの定義は、、
- アクセスが良い
- サーフショップが近くにある
- 駐車場、トイレ、シャワー、飲食店などの設備が充実している
- 比較的波が穏やかなコンディションの日が多い
といったところです。
それでは早速、関西地方の初心者向けサーフポイントを見ていきましょう!
近いけど日本一混雑するポイント【磯ノ浦】
最初に紹介するのは磯ノ浦ポイント。
磯ノ浦は大きく分けると、4つのポイントに分かれていて、東から順番にテトラ、メイン、西磯、奥磯、となります。
このうち、奥磯はローカル色が強い(地元在住の上手いサーファーが多い)ので、初心者は避けた方がいいでしょう。
磯ノ浦駅の正面がメイン、海に向かって左がテトラ、右の堤防横が西磯ですね。
最寄り駅は南海加太線の磯ノ浦駅で、メインポイントまで徒歩約1〜2分とアクセス良好です。大阪・難波駅からは特急利用で1時間半くらいですかね。
電車サーファーも多く見かけます。
関西から電車でサーフィンしに行くなら磯ノ浦一択ですね!
マイカーでも大阪・難波から1時間半前後です。
ポイント目の前には有料ですが、舗装された駐車場、シャワー、トイレが完備されています。
駐車料金は1000円前後とやや高めです。
ポイントの特徴としては、波が無い日が多い、とにかく混雑する、ということですかね。
関西ローカル曰く、夏の休日なんかは磯ノ浦全体で800人!とかになるそうです。
湘南の鵠沼よりやばいです。
注意点としては、海がご覧のように芋洗い状態なので、ボードを飛ばさないこと、他のサーファーとの接触に気をつけることが大事ですね苦笑
サイズが肩以上になると、ビギナーはアウト(沖)に出られないので人は減りますが、上級者のセッションになるので、乗れる波はほとんど無いでしょう。
夏の海水浴シーズンはエリア規制が入ります。
サーフショップはポイント近くに数軒あるので、初めてのサーフィンの時はスクールに申し込むのもアリです。
なお、余談ですが2022年に放送されたアニメ『サマータイムレンダ』の舞台のモデルと言われる、友ヶ島が磯ノ浦ポイントからすぐの場所にあるので、興味のある方は是非訪れてみてください(僕も行きたい!)
広大なビーチが美しい【国府の浜】
続いて紹介するのは三重県・志摩市にある、国府の浜。
近くに伊勢神宮があるので、このエリアを『伊勢』と呼ぶサーファーが多いですね。
国府の浜は南北に広大なビーチで、ポイント名も北から順番にメイン、テトラ、ラスタ、三角、壊れた水門、松林、観覧席、となっています。
初心者には壊れた水門、松林、観覧席あたりがサーファーの数もやや少なく、波も気持ち小さくなるので、おすすめです。
ポイントの特徴としては、厚めでパワーの無い優しいビーチブレイクで、主に東〜南ウネリに反応します。ちなみに冬は波が無いことが多いです、、
車は民営のコインパーキングがたくさんあるので、自分が入りたいポイント近くに止めるとよいでしょう。駐車料金はどこも1000円前後で、駐車場内にシャワーやトイレ、場所によってはカフェがあったりします。
アクセスは大阪難波から車で3時間弱と距離はありますが、途中名阪国道を使えば高速料金が節約できますよ。最寄りのインターチェンジは伊勢自動車道の伊勢西ICです。
夏は海水浴のエリア規制が松林周辺に入るので、サーフィンはメイン〜ラスタ方面で行うようにしてください。
サーフショップはポイント目の前に10軒前後あるので、スクールや買い物に困ることはないはずです。
ポイント周辺には伊勢神宮や志摩スペイン村など観光地も多いので、日帰りではなく泊まりでのサーフィンがオススメです。
夏は綺麗な海水浴場、冬は蟹が美味しい【八丁浜】
続いて紹介するのは、京都府・京丹後市にある八丁浜ポイントです。
こちらは京都といっても、日本海側なので、京都市街地からはかなり離れています。
高速道路の最寄りICは山陰近畿自動車道の京丹後大宮インターチェンジになり、京都駅からは2時間前後かかります。
冬季は積雪エリアなので、スタッドレスタイヤなどの冬装備をお忘れなく!
ポイントの特徴としては、比較的ウネリに敏感、ショートもロングも楽しめる、典型的なビーチブレイク、といったところです。
関西エリアから行ける日本海側のポイントではメジャーなので混雑しやすい、という面もあります。
ポイント目の前に舗装された広い無料(海水浴シーズンは有料)の駐車場があり、シャワー&トイレも完備しています。
なお、ポイント左側の堤防裏(灯台グーフィーともいう)でも波が割れていますが、ここは砂浜もなく危ないので、ビギナーは近づかないように!
八丁浜は日本海側なので、秋冬がサーフィンシーズンになります。
夏も台風が日本海側に抜けた時など、たまにいい波が割れたりします。
冬はなんといっても蟹が美味しいです。
蟹料理を用意している宿泊施設も多いので、是非冬はトリップで訪れて欲しいです。
サーフショップはポイント目の前にある、ソルジャーブルーサーフが有名ですね。
またポイントから40分ほど行ったところに日本三景の一つである、天橋立があります。 こちらも観光地として有名なので、サーフィンのついでにおすすめです。
海水浴やキャンプも楽しめる【鳥居浜】
続いて紹介するのは、福井県・高浜町にある、鳥居浜ポイント。
こちらも京都の八丁浜同様、日本海側に位置しています。
冬は積雪があるので、冬タイヤをきちんと装備していきましょう。
鳥居浜は更にいくつかのポイントに分かれていて、海に向かって左から順番に、城山、地蔵、松風、河口、大下となっています。
ポイントの特徴としては、北ウネリに敏感、左(城山)に行くほどサイズダウン、西風をかわす、といった感じです。
シーズン中は比較的波があるので、土日を中心に関西エリアからのサーファーで賑わっています。夏は海水浴場になるので、エリア規制のない場所でサーフィンするようにしましょう。
ポイント周辺には民営パーキングがいくつかあり、どこも1000円くらいです。
シャワーとトイレも駐車場内にあります。
アクセスは舞鶴若狭自動車道の大飯高浜インターチェンジが最寄りです。
大阪難波からは2時間弱といったところでしょうか。
ポイント目の前に大下キャンプ場があって、サーフィンとキャンプを同時に楽しめるので、
キャンプ好きなサーファーにとっては嬉しいところです。
サーフショップは近くのポイントである、難波江にFLXがあります。
スクールの申し込みやワックスなどの買い物はこちらが便利です。
徳島市内唯一の海水浴場!夏は阿波踊りも【小松海岸】
最後に紹介するのは徳島市にある、小松海岸です。
四国のサーフポイントでは一番関西に近いポイントです。
厳密に言えばより近い、鳴門市にもサーフポイントはあるんですが、台風の時しか波が割れないので今回は割愛します。
ポイントの特徴としては、普段はかなり小波です。
和歌山の磯ノ浦よりも平均して小さい傾向があります。
なので、ショートボードよりもロングボードやスポンジボード向けのポイントと言えます。
台風の時はかなりいい波がブレイクすることもあり、僕はかつて夏に四国へサーフトリップした時はここでかなりロングライドすることができました。
駐車場は舗装こそされていませんが、一年中無料で止められます。
シャワー、トイレも完備されています。
駐車場に止まっている車の9割は関西ナンバーです笑
アクセスは徳島自動車道の徳島インターチェンジで、大阪難波からは明石海峡大橋経由で、2時間弱です。
サーフショップはポイント目の前にグレアーサーフがあるので、レンタルや買い物はこちらで行いましょう。
またポイントすぐ近くに川内温泉という銭湯があり、400円(値上げしたかも)で露天風呂やサウナも楽しめます。
シャンプーなどのアメニティはありませんが、それでもこの値段なら満足ですよね。
サーフィンの後の疲れをじっくり癒すにはもってこいです。
太平洋に日本海にバラエティ豊か!さぁ、トリップに出かけよう
関西サーファーにとっての最大のネックは、首都圏在住のサーファーと比べると、サーフポイントが遠いことです。
(磯ノ浦を除けばどこも車で2〜3時間はかかる)
ただ少し足を伸ばせば、日本海に太平洋、そして四国とサーフトリップの目的地としては魅力的なエリアが多く集まっています。
サーフポイントの周辺には観光地も多いので、是非連休を利用したサーフトリップを計画してみてはいかがでしょうか。
それではまた海でお会いしましょう!