2020東京オリンピックのサーフィン大会の会場にもなった千葉県。
五十嵐カノア選手の銀メダルのシーンに興奮した人も多くいることでしょう。
(もちろん僕もその一人です。)
千葉でサーフィンデビューしたい!と思った方も多いと思います。
今回の記事を読めば、千葉でサーフィンしたいと思っている初心者サーファーが抱きがちな下記の悩みが解決します。
- 電車でも行けるポイントって千葉にあるのかなぁ?
- 千葉って波が高いイメージあるけど、大丈夫だろうか?
- ビギナーだし、設備が充実した場所でのんびりサーフィンしたい
- 他県から行くから、わかりやすい場所がいい
なお、千葉は海岸線が非常に広く、ポイントの数も多いため、今回は【千葉北】エリアでサーフィンデビューにおすすめのサーフポイントを5つ紹介します。
(千葉北は一般的には九十九里浜エリア+いすみエリアを指します)
ちなみに僕が考える初心者向けのサーフポイントの定義は、、
- アクセスが良い
- サーフショップが近くにある
- 駐車場、トイレ、シャワー、飲食店などの設備が充実している
- 比較的波が穏やかなコンディションの日が多い
といったところです。
それでは早速、千葉北の初心者おすすめサーフポイントを見ていきましょう!
北風をかわす貴重なポイント【椎名内】
最初に紹介するのは椎名内ポイント。
ポイント目の前に鈴木安太郎商店という会社があるので、『安太郎前』と呼ぶ人もいます。
最寄り駅は総武本線の旭駅ですが、距離があるので基本は車でのアクセスになります。
車だと東京都心(新宿駅)から2時間弱といったところでしょうか。
高速道路の最寄りインターチェンジは圏央道の松尾横芝インターチェンジです。
ナビに上記『安太郎商店』か、ポイントの隣にある『矢指ケ浦海水浴場』と入力すれば、辿り着くのは容易でしょう。
ポイント目の前には舗装された無料の駐車場、無料のシャワー、トイレが完備されています。
駐車スペースは他にあるので、混んでいて駐車できない、なんてことは余程のことがない限りないはずです。
ポイントの特徴としては、冬の千葉の天敵である北風がオフショア(陸から海に向かって吹く風。海面が整い、サーフィンに適している)になることです。
また、千葉北のメジャーポイントである一宮エリアのウネリが大きく、ハードコンディションの日でも、ここは適度な波のサイズでサーフィン可能、なんて日もあります。
注意点としては、ムネ以上のサイズになると、サイドカレント(横方向への潮の流れ)が強くなり、ポジションキープに苦労するなど、危険が発生することです。
なので、初心者〜初級者のうちはハラ以下のサイズでサーフィンするようにしましょう。
近くのショップだとK.I.SURFさんあたりが有名でしょうか。
オーナーはプロサーファーの飯田和史さん。
YouTuberでプロサーファーの黒澤賢一さんもインストラクターとして在籍されているようですね。
ポイント近くには矢指ヶ浦温泉があるので、サーフィン後の疲れを癒すにはもってこいですね。
夏は海水浴場もオープン!設備も充実で嬉しい【作田】
続いて紹介するのは、九十九里浜のほぼ中央に位置する、作田ポイント。
実は何を隠そう、ここは僕が大学生の時にサーフィンデビューした思い出の場所でもあります。
ポイントの特徴としては、広い遠浅のビーチかつピーク(波が割れる場所)がいくつもあるので、多くのサーファーを受け入れることができるというところです。
駐車場も100台前後駐車できる広大な舗装されたスペースがあり、無料のシャワーとトイレがあります。
また、時期にもよりますが入口に警備員さんがいる時もあり、車上荒らし防止などセキュリティ観点からすると安心できますよね。
こちらのポイントの最寄り駅は総武本線の成東駅ですが、やはり駅からは遠いので、基本は車でアクセスすることになります。
車だと東京都心(新宿駅)から1時間〜1時間半なので、千葉県のサーフポイントの中でも東京からは近い部類になります。
高速道路(有料道路)の最寄りインターチェンジは、九十九里有料道路(通称:波乗り道路)の片貝インターチェンジです。
ナビで『作田海水浴場』と入力すれば、簡単に辿り着けます。
ポイントの注意点としては砂浜が広大で、駐車場から波打ち際まで砂浜を結構な距離を歩くので、夏場は特にビーチサンダルを忘れないようにしてください。
また冬は逆に砂浜が凍って素足だとメチャクチャ寒いので、ちゃんとブーツを履きましょう笑
また、隣のポイントである【本須賀】は夏になると海水浴場として賑わっているので、サーフィンに飽きたら海水浴を楽しめるのがいいですね。
サーフショップは作田の南隣にある【片貝漁港・新堤】付近にたくさんあるので、どこか気になるところでスクールを申し込んでみてもいいかもしれませんね。
サーフィンの聖地の穴場?【一宮・海水浴場】
続いて紹介するのは、千葉北のサーフィンの聖地、一宮エリアの一番北に位置する、一宮・海水浴場ポイントです。
(厳密には海水浴場のさらに北にマグナム、河口ポイントがあります)
今回紹介する千葉北のポイントでは電車でのアクセスが一番容易なポイントです。
最寄り駅は外房線の上総一ノ宮駅で、東京駅から特急を使えば1時間弱で到着できます。
駅からは東(海)に向かって、平坦な道を徒歩約30分。ほぼ一直線なので、頑張れば電車サーファーとして通う事もできますが、オススメはしません、、苦笑
車だと東京都心(新宿駅)から1時間半前後でしょうか。
高速道路(有料道路)の最寄りインターチェンジは、九十九里有料道路(通称:波乗り道路)の終点・一宮インターチェンジ(厳密にはICではないらしい)です。
また圏央道が開通してからは茂原長南インターチェンジも利用できるようになりました。
特に神奈川県などからアクアラインを利用して一宮エリアを目指すときは、こちらのIC利用が便利です。
ポイントには舗装された駐車場があり、シャワー、トイレもバッチリ完備されています。
さすがサーフタウン一宮ですね!
ポイントの特徴としては、一宮エリアのメジャーポイントである、【サンライズ】、【東浪見】と比べると空いている、若干波が穏やかな傾向がある、ポイント左側は千葉の天敵、北東風でも比較的海面が整う、といったところです。
一宮町内には数多くのサーフショップ、飲食店があるので、湘南に近い雰囲気がありますね。
ロングボーダーが多く集う、クラシックポイント【太東】
続いて紹介するのは、一宮町のお隣、いすみ市にある太東ポイントです。
よく、太東って一宮じゃないの?と言われますが、太東の隣のガスト前(キレメとも言うらしい)が一宮町といすみ市の境になるらしく、太東の堤防や海水浴場はいすみ市に所在しています。
ポイントの目の前には1966年創業(!)のサーフショップ『TANY SURF』があり、サーフィンの歴史が長い場所です。
ポイントの特徴としては、右側に長い堤防があり、これがウネリを軽減するため、一宮の他のポイントに比べると波が穏やかで、特に堤防脇にはロングボーダーが多く集まる傾向があります。
ポイント目の前に舗装された無料駐車場があり、シャワー&トイレもバッチリ完備されています。
夏は一部海水浴場のエリア規制があるので注意しましょう。
最寄り駅は外房線の太東駅ですが、駅からは遠いので車でのアクセスが中心です。
車だと上記、一宮・海水浴場と同じくらいの所要時間、最寄りのインターチェンジも同様です。
ロングボードをやる人には是非一度は足を運んでもらいたい場所ですね。
何故か空いていることが多い【大原海水浴場】
最後に紹介するのはいすみ市にある、大原海水浴場です。
こちらは海水浴場になっているだけあって、舗装された広い駐車場、無料のシャワーとトイレが完備されています。
ポイントの右側には河口がありますが、初心者は避けましょう。
駐車場の左側にテトラが投入されているエリアがあるので、そのテトラとテトラの間がサーフポイントになります。
一宮エリアに比べると全然空いている(波情報で30点ついていても、10人前後の日もある)ので、練習するにはもってこいだと思います。
土日のハイシーズンでもサーファー100人とかになることはまずないです。
(一宮のメジャーポイントだと200人越えはザラ、、)
サイズが大きくなると、テトラ周辺にカレントが発生するので、初心者はウネリが大きい日はサーフィンするのを控えましょう。
交通アクセスは一宮、太東とほぼ同じ状況ですが、神奈川方面からアクアライン利用で来る場合は、圏央道の市原鶴舞インターチェンジが便利です。
いすみ市内も太東ポイント周辺にサーフショップはたくさん存在しているので、大原海水浴場でサーフィンデビューしたい時には相談に乗ってくれることでしょう。
千葉エリアは波の宝庫!是非千葉でサーフィンデビューしよう
千葉北エリアはオリンピックの会場に選ばれるだけあって、波がある日も湘南より多く、ポイントも数多くあります。
特に一宮エリアは東京からの移住者や、セカンドハウスを借りて週末に通うサーファーも増えています。
実際、僕自身も東京に住んでいた頃、一宮に仲間数人で一軒家を借りて週末にサーフィンしに通っていた時期があります。
最近はサーファーが増えて、ポイントパニックが日常になってしまったのが少し残念ではありますが、日本を代表するサーフエリアであることは変わりありません。
この記事がアナタの千葉北デビューの助けになれば幸いです。
それではまた海でお会いしましょう!